プラセンタ 生産国

 

ネット等で売られているプラセンタ商品には、プラセンタ原料の生産国が表記されています。販売されているプラセンタ商品を見てみると、日本産出の胎盤ばかりでは無く、外国の胎盤を利用して作られた物も多く売られているようです。国内で造られているプラセンタの大部分は、その原料を原料メーカーから購入している事が多い為、原料を提供している企業を調査して見てみました。

 

国内プラセンタメーカーが海外のプラセンタを原料としている理由

プラセンタは、主に豚や馬、羊等が原料として使われていますが、出産時に僅かしか取れない胎盤のすべてを国産で賄う事は難しいようです。大半の原料メーカーでは、主に外国産の胎盤を使用し、プラセンタ原末やプラセンタエキスが造られています。外国産の原料のメリットは、低コストで質の良い胎盤が大量に手に入る点と言えるでしょう。

 

国内で採取された質の良い原料を使用した商品は高く、手の届かない商品であっても、外国産の胎盤を使用する事で、手頃な値段で継続して使用できるプラセンタ商品を購入できるようになってきています。

 

国内

日本産として扱われているプラセンタ原料には、豚と馬の2つがあるようです。原料を取り扱っている岩瀬コスファ株式会社のHP内には、馬のプラセンタの調達地が記載されており、北海道産のサラブレットを使用していると書かれています。サラブレットは元々獣医が衛生管理の下、出産に立ち会いますので、原料として扱われている胎盤の品質や衛生面は保証されていると言えるのではないでしょうか。

 

直接原料会社と提携している牧場から、冷凍または冷蔵等の決められた方法で運ばれる為、管理も行き届き易く安心出来る原料と言えそうです。又、鮮度という面に関しても日本産の物が一番と言えるかもしれません。ですが、日本産馬プラセンタで唯一の欠点は、家畜量の少なさと言えるのではないでしょうか。どうしても、サラブレットとして育てられている馬に限定されますので、尚更と言えるでしょう。これはプラセンタを購入する時の価格にも響いているようです。

 

日本で、豚プラセンタとして扱われている日本産の胎盤は、主に家畜として飼育されている豚の出産時に採取出来る物を使用しているようです。家畜用として飼育されている為、馬と異なり、安定したプラセンタの採取が可能となっています。又、コストパフォーマンス面でも、良いプラセンタと言えるようです。

 

馬同様、岩瀬コスファ株式会社のHPで紹介されていますが、岩瀬コスファ株式会社では、特に安全と言われているSPF豚からプラセンタを採取しているようです。SPF豚と認められる為には、農場自体がSPF豚協会のSPF豚農場認定規則の審査に合格する必要があります。防疫や衛生管理等が徹底された環境かチェックされ、病気に強い豚の育成を目指す事になります。SPF豚は、5つの病原菌を持たない事を保障された豚とされている為、食卓にも安心して並べる事が出来る物です。その為、プラセンタの原料として使用する企業も多くなって来ているそうです。特定項目以外の病気感染時に使用される抗菌性薬剤の使用も少なく、原料としても安全で、しかも匂いが少ないのも特徴と言われています。

 

キルギス共和国

キリギス共和国は、主に馬プラセンタの原料調達地となっているそうです。キリギスから原料を調達している株式会社カリテスジャパンによると、サラブレット等の管理された飼育方法と違い、大草原で放牧され育てられている為、質の良い胎盤が採取出来ると言います。

 

又、飼料である牧草に農薬を使わないよう政府が管轄していますので、残留農薬等の心配がない安全なプラセンタと言えるようです。採取された胎盤は専門家の指導を受けた牧場主が厳しいガイドラインに従って、冷凍保存行い、日本に運ばれてきます。原料会社によっては、フリーズドライ製法で、空輸している場合もあるそうです。

 

カザフスタン共和国

キリギス産と同じく、カザフスタン共和国は馬プラセンタの主な産出国となっているようです。原料メーカーである株式会社カリテスジャパンで原料として輸入していますが、キリギス共和国の隣に位置するだけあって、カザフスタン共和国の馬もキリギス同様の育成、管理、採取方法が採用されています。

 

無農薬の飼料を食べ、広大な土地に放牧された、質の良い安全な馬の胎盤を得る事が出来る地と言えるかもしれません。抗生物質等が使われていない、馬肉として食する事を許可されている馬に限定して、胎盤採取に制限が設けられていると言います。直接原料メーカーが管理する事で、より安全な胎盤輸入を実現出来ているそうです。

 

アイスランド

アイスランドで飼育されている馬は、アイスランド馬と呼ばれ、10世紀以上の間その原種を守り続けている品種と言われています。

 

アイスランドでは、この原種であるアイスランド馬を保持する活動も盛んで、外国馬の輸入さえも禁止し、国を挙げて手厚く守り続けています。乗馬用や食用として世界各国にも輸出されており、日本へ輸入される場合にも、アイスランドから日本向けに輸出される馬の家畜衛生条件を農林水産省で設け厳しく管理されているので安心と言えるのではないでしょうか。又、プラセンタとなる馬には、契約農場で馬一頭一頭に、番号が割り当てられ、管理されているようです。アイスランドは元々溶岩質な厳しい自然が領土の多くを占める国で、そこで放牧されて育った馬だけに残留農薬等の心配も少なく、品質としても良い物と言えると思います。

 

カナダ

日本貿易振興機構の調査によると、カナダという国は、自然環境保持と土壌水質保全で最先端を行く国であり、環境政策の基本法とも言える連邦法CEPA 1999で厳しく守られている為、安全性の高い原材料を輸入できる国だと言えると思います。

 

残留農薬等の心配も必要ないと言えるのではないでしょうか。現在、日本への馬肉や豚肉の輸入も行われており、口にしても安全な馬や豚の育成が確立されているようです。広大な土地で放牧されて育った馬から採取されているプラセンタだけに、品質等も問題なく良いプラセンタと言えそうです。

 

アルゼンチン

アルゼンチンはEU各国への輸入が盛んな国であり、食品や農場等への最高基準である欧州連合(EU)代表部のHPには、共通農業政策(Common Agricultural Policy=CAP)の内容が記載されており、厳しく守られているようです。

 

厳格なトレサリティーの下では、農場や飼育飼料、原料などが後から追跡出来るよう管理が整っています。万が一、病気が発生した場合でも、情報が素早く伝達される為、安全性の高い原料の輸入が約束されている国と言えると思います。プラセンタとして扱われているのは、主に豚プラセンタのようです。安全性に関しては心配の必要は無いですが、原料価格としては、若干高めとなっています。

 

デンマーク

独立行政法人農畜産業振興機構HPによると、EU内で、豚肉生産の約7.2%、輸出が約16.6%を占める養豚大国である為、日本にとっても豚プラセンタの輸入国となっているようです。EU加盟国は、豚飼養頭数の過密化や糞尿等の衛生面を守る為、農地1ヘクタール当たりの飼育頭数が決められており、EU各国共通の農業政策においても厳しい基準が設けられています。

 

日本へプラセンタを輸入する場合でも、日本国家畜衛生局とデンマーク家畜衛生局の連携で、家畜衛生条件が細かく定められている為、安心出来るプラセンタ輸入国と言えるでしょう。又、農畜産業振興機構の調査情報部の調べによると、デンマークは他国への生体輸入(子豚の輸入)を主としているとの記述があり、安定した胎盤の採取が可能な国と言えるようです。しかし、こうした管理体制を整えるのに相当な費用を必要とする為、プラセンタの価格への影響も大きく、比較的コストは高めとなっています。

 

中国

中国産のプラセンタは、馬や豚の2つの原料輸入が行われているそうです。中国プラセンタの最大のメリットは、その価格と言えるかもしれません。安価で原材料が手に入る為、プラセンタ商品に加工する場合でも、安く手頃な値段で販売が可能になります。その反面、プラセンタの質と言う点については、他の中国産の食品同様、心配点は拭いきれません。

 

原料メーカー其々で、提携農場等を設け、安全面に対し配慮はしている物の、水質汚染や大気汚染は中国全体の問題であり、また家畜飼料への残留農薬への懸念が残されそうです。

 

オーストラリア・ニュージーランド

オーストラリアやニュージーランドは、主に羊プラセンタ輸入国となっているようです。この2カ国の長い日照時間と豊富な降水量が、飼料である草の育成に適した環境であり、羊の育成にとって好条件となっています。

 

また、農林水産部、日本貿易振興機構(ジェトロ)の提供するオーストラリア農産物の安全性への取り組みという資料によると、オーストラリアとニュージーランドの安全対策は共通の物となっており、NZFSA(豪州・ニュージーランド食品安全局)が設けられ、残留農薬、遺伝子組換(GMO)等、生産者に対する安全規格・基準が厳しく定められている事から、質の良いプラセンタが採取出来る国と言えるようです。

 

しかし、NZFSA基準を完全に義務化している訳ではなく、実際の取り締まりは、各州や準州政府の管轄となっているのが問題点と言えるでしょう。何処の州に属している農場からの胎盤採取であるか、何処の工場で生産された原料かが、重要と言えるかもしれません。

 

又、同じ日本貿易振興機構(ジェトロ)の発表している海外情報によると、牛を始め羊にも心配される、牛海綿状脳症(BSE)や口蹄疫の疫病に、オーストラリア、ニュージーランド双方の汚染は未だ確信されておらず、プラセンタ輸入に関して心配の必要はないようです。

 

ですが、農林水産省動物検疫所のHPには羊に関わる輸入に万全の態勢が取られており、輸入は可能とされている物の、輸出国政府機関発行の検査証明書が必要であると制限が設けられていると言います。その為羊プラセンタは、希少価値が高く、入手が困難と言えそうです。

 

まとめ

プラセンタを輸入している各国の安全体制や特徴を見てきましたが、比較的、安全性の高い国や病気等の発症の無い国がプラセンタの主な生産国となっている事が分かりました。

 

日本の農林水産省でも新たに見つかった病気に因って、対応が日々更新されてはいますが、自分で外国産原料のプラセンタを選ぶ時は、その生産国に着目して選んだ方が良いと言えるかもしれません。

 

日本SPF豚協会の発表によると、SPF豚の生産量が増えているとの記載があり、これが理由と言えるか分かりませんが、豚プラセンタ原料に関しては日本産が主流となってきている傾向が見られます。プラセンタの価格と合わせて、こうした原料産出国の特徴にも注目する事で、より安全な質の良いプラセンタを選ぶ事が出来そうです。

 

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